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ハタハタ漁が最盛期を迎え、水揚げされたばかりの新鮮なハタハタを味わう「ハタハタ満腹ツアー」とハタハタを使った伝統的な魚醤(ぎょしょう)、しょっつるの作り方を学ぶ講習会がこのほど、男鹿半島であった。 「ハタハタ満腹ツアー」は男鹿市観光協会が「男鹿ハタハタの日」制定記念として企画、約40人がツアーに参加した。漁期に漁師らが寝泊まりするハタハタ番屋に立ち寄り、地元漁師のおかみさんらが味付けしたしょっつる鍋やハタハタずしを心ゆくまで堪能していた。 男鹿ハタハタの日は、ハタハタを「県の魚」と県が定めたことにちなみ、ハタハタの消費拡大や観光客誘致を狙いに、同市商工会が昨年12月6日に制定。同商工会によると、ちょうどハタハタ初漁日平均が12月5〜6日になるという。 市観光協会によると、番屋で観光客にしょっつる鍋を振る舞う企画は今年が初めて。番屋は、ハタハタ漁の盛んな男鹿市北浦漁港近くにあり、目の前はすぐ海。作業小屋が立ち並び、海鳥の大群が舞う絶好のロケーション。 番屋家主の漁師おかみ小林博子さん(60)ら地元の主婦3人が60人分のしょっつる鍋を用意した。一皿にオス2匹、メス1匹を盛りつけて振る舞ったが、すぐにあちこちから「おかわり」の声がかかり、忙しく立ち回っていた。 小林さんは「ハタハタはゆうべ(漁港に)揚がったばかりで新鮮だ。このあたりではしょっつるをどの家でも作っていたが、これは市販のものを使っている」と話した。この番屋は昨年まで漁師らが寝泊まりに使っていたという。 横手市から来たという建築業の男性(60)は「番屋で食べるしょっつる鍋は今回が初めて。やっぱり味が違う。おいしいのひと言だ」。夫婦で参加したという秋田市の主婦(54)は「しょっつる鍋はシンプルだけど味が濃くておいしかった。ハタハタは脂がのっていた。自分の家でも作ってみたい」と話していた。 しょっつるの講習会は男鹿市船川港金川であった。男女30人が参加し、350キロ分のハタハタを調理。3年後、まろやかなしょっつるが味わえる。 しょっつるを家庭の味として再び広めようと、「男鹿半島まるごと博物館協議会」が主催。講師は、30代の頃からしょっつるを作っているという同市北浦相川の鎌田妙子さん(75)が務めた。 初めに、ハタハタの頭と内臓をとった。水で洗った後、ハタハタ10キロに対して、塩3キロ、こうじ1.2キロの割合で混ぜ、重しをした。3年後、鍋で煮沸。木綿でこして出来上がりだ。「昔は頭も残したけど、においがきつくなるから除くようにした」と鎌田さん。 参加した県立大3年の前田都花さん(21)は同市出身。「母の実家には自家製のしょっつるがあったけど、私の家では作っていない」という。同大3年の高橋法子さん(21)は「完成したら、すき焼きに入れてみたい」と話していた。
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